※上の写真は場所が特定されないようにするため、多くの部分を塗りつぶしています。
上の写真を写真をご覧ください。
バールこじ開けによる被害の跡です。
私の見立てでは、おそらく、犯人は侵入に5分とかかっていない様に思われます。
防犯対策の基準でもある「ツーロック」を行っているにも関わらずです。
さらに、こじ開けに強いとされている「カマデッド」タイプの錠まで付いています。
この現場で特徴的なことは、ドア側の破壊のみでなく、受け側の破壊も行っているところです。
そのようにすることで、効率よく、開錠することに成功しています。
最近はシリンダー・錠部分は、CP規格に代表されるように、そう簡単に破壊されないようになっております。
しかし、ドア、それも受け側となると、十分な強度を保てていないのが、現状です。
また、この写真をよく見ると、下側の鍵がかかっていません。
もしかしたら、被害にあった後に、自分で鍵を回したのかもしれませんが、「無締まり」と同様、せっかくの鍵も施錠しなければ、意味がありません。