こんにちは。ロックセブンの西川です。
さて、今回は合鍵に関する話をさせていただきます。
去年の12月のことですが、お客様よりお電話いただきました。
あるお店で合鍵を作って、その鍵でドアを開けようとしたら、鍵が刺さったままになり、回す事も抜くことも出来なくなったとの事。
鍵が抜けなくなるといった事は、鍵屋をしていると時々ある事です。
鍵を抜いたり開錠するには、1時間ほどかかる事もありますが、プロなら抜くことが出来ます。
そんなわけで、私は現場に向かいました。
現場ではお電話をくださったお客様が、寒い中ドアの外でお待ちになっておられました。私は早速その鍵を抜こうとしました。
しかし、抜けない。
色々な方法を試してみましたが、どうも通常の方法では抜くことが出来ないようです。
仕方が無く、お客様の承諾を得て、シリンダーを破壊し、なんとか開錠することに成功しました。
結局、シリンダー破壊による開錠作業に3時間を要しました。
原因を調べてみると、元々の鍵よりも、ほんの少し、ディンプルキーの穴が深かったために、抜けず回せずという状況になったようです。