こんにちは、ロックセブンの西川です。
先日、ある空き巣被害に遭われた方のところへ行ってきました。
現場の様子を見ると、勝手口の扉の錠を破壊されて侵入をゆるしてしまったようです。
扉には上下に2つの錠が付いており、防犯の基準でもある「ワンドア・ツーロック」になっていました。
なぜ、侵入されてしまったのか・・・。
よく見てみると、扉には確かに2つの錠がついておりましたが、扉の表側から見ると、鍵が一つしか見えません。
ドアの内側で施錠するタイプの錠が付いていました。
なるほど・・・と、思いました。
空き巣は、一般的に、モノが盗れそうな家よりも、侵入が容易そうな家、人が居なさそう家、人の目につきにく家が狙われるといわれています。
今回の方の場合、勝手口=人の目につきにくい。また、表からは錠が一つ=侵入が容易そう、という部分が空き巣に狙われる原因であったように推測できます。
空き巣の心理を考えると、
・人目の少ない勝手口にワンロック・・・狙いやすい。
・一つ目を壊したが開かない・・・裏にもう一個、錠があるのか?
・諦めるか??いや、1個やってしまったから、そのままやろう!
という心理が働いたのかもしれません。
これが、もし、外からも見えるツーロックであれば、最初の時点で、止めておこうとなった可能性が高いでしょう。
現在、老舗メーカーの作る堅牢なシリンダー・錠や、新鋭企業のつくるハイテクセキュリティシステムなど、様々な防犯システムがありますが、防犯において最も有効なことは、空き巣に標的にされない事です。
せっかくの防犯セキュリティも、空き巣に抑止力として働かなければ、効果は半減です。
扉に沢山の錠やセキュリティを付けると、ごちゃごちゃとしてしまい、景観が悪くなるかもしれませんが、「見せる防犯」で防犯抑止力を高めていきましょう!
ある店舗の勝手口にある、シリンダー錠とデジタルロック補助錠の「見えるセキュリティ」