鍵と防犯の仕事をに携わっていると空き巣事件の情報などをよく耳にします。
今回は、その中でも特に気をつけてほしいと思う事件について書きたいと思います。
年末の大掃除に起きた空き巣事件から
Aさんという几帳面で普段からも整理整頓のよく出来る方がおられました。
その方は年末の大掃除のため、家中の窓を開け、すみずみまで掃除を行いました。
掃除を終え、全ての戸締りをしたつもりだったのですが、一つだけ、ついつい忘れていました。
そして買い物に行き、家に帰ってくると、空き巣に入られていたのです。
キレイに掃除をして整理していたので、ブランド物のバッグや貴重品類は全て盗られてしまいました。
たった一つの、それも普段は開けないような窓を開けていただけなのに。
この事件は今年阪神間の、あるお宅が実際に起こった事件です。
このような事にならないために、私たちは、どのような対策を行えばよいのでしょうか?
まず、セコムなどに代表されるホームセキュリティの導入。
ただし、これには、それなりの費用がかかります。
しかし、大阪府警のホームページによると、空き巣一回あたりの被害額は52万円になると書かれています。
また、それ以外にも金額ではない、精神的な苦痛などもあります。
そういった点を考慮して、ホームセキュリティや、高価な防犯グッズやセンサー等の導入も検討してみてください。
もう一つは、普段と違うことをした時は、それを忘れないようにしましょう。
習慣的に行っていることは、身体も自然と動きますが、そうでないことに対しては、はっきりとした意識付けを行わないと、ついつい忘れがちです。
空き巣というのは、そういったスキを狙っているものです。
年末になり、町が慌しくなっている今こそ、平常心で生活し、空き巣にスキを見せないように気を付けましょう。